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偏光レンズとは

偏光レンズ使用例

偏光レンズの機能と特長

偏光レンズは眩しさや反射光を、より効果的にカットできるレンズ。
偏光膜という特殊なフィルムがレンズに入っているレンズで、反射光をカットします。

普通のサングラスレンズとの大きな違いは、光量を抑え、反射光だけをカットし、より快適な視界を確保する機能が大きな特徴です。

雪山では雪面からの反射光をカットするので、よりクリアな視界を確保できます。
マリンスポーツでは水面のギラツキを軽減し、水中まで見えやすくなります。

偏光膜はPVAを延伸し、分子の向きをそろえ、ヨウ素や染料を結合させたもので、
細かなPVAスリットの集合体です。

偏光レンズの製法は色々とありますが、偏光レンズは偏光膜をレンズの中にサンドイッチしたものです。 偏光レンズに光が入ると、垂直な振動分子(電場の振動成分)だけが細かなスリットを 透過するので、光の振動方向がそろいます。

水面や路面に反射した光は横波で、この光をスリットでカットする為に、反射光を抑えてクリアな 視界を得ることが出来るのです。



偏光レンズで透明物質をみると、応力等による歪を観察することができます。
この歪はレンズ成形時の残存する内部応力によっても生じますし、レンズを枠入れする場合に、
レンズの形状を枠の形状が一致しない場合やレンズカーブとフレームの溝カーブが合わない場合にも発生します。 

ガラスレンズでは硬く変形しにくいので歪が入ることはほとんどありません。
しかし、枠とのカーブが合わない場合やりム接合部分等の処理によってはカケや割れが生じる場合があります。

プラスチックレンズの場合はガラスより割れにくいのが特徴ですが、レンズが柔らかいために、
枠入れの場合は十分に注意して、枠に沿ってレンズ入れをする必要があります。
またプラスチックの種類によっては経時変化で収縮して枠から外れる場合があるので注意が必要です。

レンズは用途に合わせて選ぶ必要があり、自分の使用目的にあわせて、メガネ店で、よく相談しながらレンズと枠を選ぶ必要があります。

単にカッコ良いからだけでフレームを選ぶと、正しくレンズを入れることが出来ない場合があります。

偏光レンズは使ってみるとその良さを実感できます。ぜひお試しください。